2008年04月30日

ツバサ--RESERVoir CHRoNiCLE--1〜

CLAMPの『ツバサ--RESERVoir CHRoNiCLE--』<講談社>を友人に借りて読んでいる。
現在15巻まで読了。

『カードキャプターさくら』のさくらの身体から飛び散った羽根を皆で回収する話(?)

CLAMPさんの今までのマンガに出てきたキャラクター達がたくさん登場してて、
読んでて懐かしい。過去作品を知ってれば知ってる程楽しめるつくりになっている。

…といっても、私が知ってるのは『CLAMP学園探偵団』と『二十面相におねがい』、
『X』、『XXXHOLiC』、そして『東京BABYLON』くらい。
『カードキャプターさくら』は読んでないからわからないんだよな〜。

16巻では『東京BABYLON』の昴流が登場するみたいで、すんごく楽しみ!
中学生の時この作品に出会って、社会的な内容と奇抜な登場人物にびっくりした。
漂う昭和の残り香も、時代を感じて良かった。
…とベタ褒めするのは、私はこれを超える作品をまだ知らないから。
それくらい『東京BABYLON』と主人公「皇昴流」を始めとする彼らが大好きなのだ。
(そりゃもうオークションでイラストブック落としたり、カード集めたり…オタク?)

あれ?何について書いてるんだったっけ(笑)
『東京BABYLON』について語りだしたら止まらないんだよね。
だって〜、『ツバサ』内容よくわかんないんだもん!
ツバサ 1

著者名:CLAMP(著)
出版社:講談社
出版年:2003.08
ISBN :9784063632774

posted by リリック at 11:33| Comment(1) | TrackBack(0) | 読んだ漫画

2008年04月29日

ゼロの焦点

学校が始まり、わたわたしてたリリックです63915
書評は久しぶりだけど、本はしっかり読んでたぞ。

さて、松本清張の『ゼロの焦点』<新潮文庫>を読んだ。
これは読むのが大変だった。
古い小説だからか、読み始めて飽きてしまってしばらく放ったらかしてたんだけど、
文体に慣れたらハマるのは早かった。
では何が大変だったのかというと、頭を使う小説だったから。

時代は戦後十数年ばかり過ぎた頃、板根禎子は鵜原憲一と結婚した。
しかし憲一は結婚後すぐの金沢出張を最後に失踪。禎子は彼を追って金沢へ向かう。
禎子は様々な方法で憲一を探すが、真相に近づくにつれて関係者が次々に謎の死を遂げる…。

内容が濃い。さすが松本清張、人間がよく描かれてると思う。
登場人物の心理描写が深くて、難しい。
そりゃもう、三浦綾子の『氷点』を思い出すくらいに。何ページにもわたって。

さらに読者巻き込み型の推理サスペンス物だから、頭使う!
でもおもしろかったなぁ。読みながら、自分が禎子になった気分。

ただ、「戦後」という歴史背景が事件の鍵になってくるから、その時代の知識がないと、
事件の悲惨さ、時代の残酷さを理解するのは難しいかも。
かくいう私も単語の意味がわからなかったり、状況が想像できなかったりした部分があった。

ゼロの焦点

著者名:松本清張(著)
出版社:新潮社
出版年:1971.02
ISBN :9784101109169

posted by リリック at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだ本

2008年04月15日

小説の中の京都を巡って

4月に入ってから京都に行ってきた。

森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」(角川グループパブリッシング)に出会ったのは
もう1年も前のこと。
でも小説中に出てきた街や小路のことが忘れられず、絶対この目で見たいと思ってた。

1日目の夜、まず向かったのは「先斗町通り」。
第一章で先輩と黒髪の乙女が追いかけっこ(笑)した挙句、巡り合った通りだ。

私は小説の通りに先斗町通りを練り歩いた。
札幌の狸小路より通りの幅が小さい。狭い。
でもそこがいい。
お互いにすれ違う人を気遣いながら、路地を歩いて行く。
お店の前で呼び込みしてる人もいないから、居心地がいい。
そして何より石畳なので、風情がある。
路地は迷路のように抜け道がたくさんあって、とても面白い。
まぁ、抜け方を間違えると危ないお店もあるんだけどね(笑)

私は途中さびれた店でお好み焼きなんぞを食いながら、「木屋町通り」へと抜けた。

木屋町通りは、通りに沿って川が流れていて風流だった。
小さな橋が掛けられていて、桜も咲いている。
歓楽街なのに静けさすら感じられる、そんなところだった。

「糺の森」はバスで通った。
青暗い木々が鬱蒼と茂ってて、天気も悪かったし、足を踏み入れたくないなぁ〜と
思ったので今回はパス。
次回(多分来年の秋)の宿題とする。

先輩と彼女が最後に待ち合わせした「進々堂」にも行った。
ピザパンがおいしかったなぁ〜。

夜は短し歩けよ乙女

著者名:森見登美彦(著)
出版社:角川グループパブリッシング
出版年:2006.12
ISBN :9784048737449

posted by リリック at 11:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年04月01日

博士の愛した数式

小川洋子の『博士の愛した数式』<新潮文庫>を友人から借りて読んだ。

この小説の映画版は私もテレビで観たはずなんだけど、内容をほとんど覚えていない…。
ので、心を新たにして読むことができた。

80分しか記憶がもたない博士とその家政婦、そしてその息子が、
数学と阪神タイガースを鍵として心を通わすお話。

数学が大っ嫌いな私でも読めたくらい、小説の中に数学が何気なく溶け込んでる。
話の中で劇的な何かが起こるわけでもないし、悲劇的なクライマックスを迎える
わけでもない。3人の淡々とした日常が描かれる。
なのに、この切なさは何だろう。
読み終わった後にじんわりと余韻が残る。博士がそこにいたかのような。

読みながら、去年退職されたフランス語の先生を思い出した。
博士が数学と愛を交わしているように、先生はフランス語を愛していた。
先生とのフランス語の授業は、いつも教室に笑い声が満ちて暖かかった。
今はもうお会いすることができないけれど、元気にされているだろうか。

博士の愛した数式

著者名:小川洋子(著)
出版社:新潮社
出版年:2005.11
ISBN :9784101215235

posted by リリック at 17:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだ本